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時は止まる
作詞・作曲 松本ひろし
波が打ち寄せる、僕らの砂の城
秘かな夏がザワメキダスヨ
風に運ばれこの町に来た、さざなみに君の蜃気楼
踊るよ踊る、アンドゥトゥワ 君は海のビーナス
貝を投げて、キッスをしては、風に溶ける
小首をかしげ、なんて可愛い
口をすぼめ、僕をみつめ
気の向くまま、頬を叩くよ
まぶしい君の仕草に 僕は釘付け 時は止まる
小路駈け、松林抜け、子供たちは、輪投げにスキップ
風船飛交い 弾ければ虹
波打ち際で 僕達は抱き合う
なんて場違い、なんて素敵、ラララララ。
アパートには、皆が集い、ジルバを鳴らし、永遠と太陽に乾杯
君は片足を窓枠に預け、彼方の水平線を見ていた。
あの時代のささやかな夢、僕らの哲学、
いつだって繰り返す、いつだって戻ってくる。
水平線の向こうにマストの先が消えても、日が昇れば、必ず戻る。
はためく愛の旗が見える、そう信じた。
僕のプリマ、苦い幸せの残像を運んで、また夏が来る。
お手をどうぞ、しばし踊ろう、あの時のままに。
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